日銀がマイナス金利を解除してから1年、大手銀行は過去最高益を更新する見込みとなっているのですが、消費者は物価高の影響により節約を余儀なくされています。
昨年7月と今年1月には追加利上げを決め、政策金利は0.5%程度となり、金利のある世界の本格化を受け、銀行は預金の確保と貸し出しの拡大にまい進しているのですが、一部の企業では利払い負担の増加が経営の重しとなっていて、一向に明るい日本の未来が見えてきません。
今週、日銀決定会合が予定されており、政策の据え置きが確実視され、注目は声明や植田総裁の会見となりそうですが、もし追加利上げに慎重な姿勢を示せば、円は短期的に下落の可能性があるとの指摘もあり、よく言えば静観、悪く言えばなにもしないという日本人らしい姿勢をいよいよ改めて欲しいですね。